概要では仮想通貨自動売買ツールの最終的なゴールと、実装する機能を書きました。
基礎編では開発に向けての最低限必要な基礎知識を書いていきます。
なんとなく分かるのであれば読み飛ばしても大丈夫です。
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仮想通貨と取引
仮想通貨は暗号資産とも呼ばれる財産的な価値のことで、インターネットを通じて広く流通しています。
(当サイトでは以後、仮想通貨という名称で統一します。)
ビットコインやイーサリアムなどが代表的な仮想通貨です。
この仮想通貨は暗号資産交換業者を通じて、円と相互に交換することができます。
現実世界では円とドルを為替レートに基づいて交換することが可能なように、
仮想通貨と円も通貨レートに基づいて交換(売買)することが可能です。
円を増やしたければ、仮想通貨の価値が低いときに仮想通貨に交換(購入)し、
仮想通貨の価値が上がったときに円に交換(売却)すれば良いのです。
通貨レートの差の分(厳密には暗号資産交換業者の利益分減りますが)、円が増えることになります。
今回作るツールはこの円と仮想通貨の交換(売買)を自動で行い、円を増やすものです。
ツールとしての動き
- 仮想通貨自動売買ツールは、通貨レートを監視します。
- 通貨レートが一定の水準を下回るのを検知すると仮想通貨を購入します。
- 仮想通貨を持っている状態で通貨レートが一定の水準まで上がるのを検知すると仮想通貨を売却します。
基本的にはこの動きをただひたすら繰り返します。
この2と3の部分の処理をどういうアルゴリズムによって実行するかが、最終的な損益に繋がります。
まとめ
今回は基本的な考え方を書きました。
次回からは実際にコードを書いて動かしながら説明を書いていきます。