Google版のChatGPTとも言える「Google Bard」が2023年4月19日から日本でも使えるようになったので早速試してみました。
Google Bardは、ChatGPT同様チャット形式でオリジナルのテキストで回答をするChatBOTです。
現時点では無料で使うことができます。検索機能に組み込むことを考えているはずなので今後も無料である可能性が高いです。
Google Bardの登録方法、簡単な使い方を書いていきます。
全体的な流れ
- Googleアカウントを作成(作成済みの人は不要)
- 公式サイトにアクセスして、ウェイティングリストに登録
- アクセス可能の連絡を受けたらGoogle Bardのサイトで使用開始
ウェイティングリストへの登録
https://bard.google.com/ へアクセスし、「Join waitlist」をクリックします。

次の画面でもう一度「Join waitlist」をクリックします。
チェックボックスは最新情報をメールで受け取るかどうかです。

「Got it」をクリックします。

次の画面が出たらウェイティングリストへの登録が完了です。
同時にウェイティングリストに登録したというメールが届きます。


使用可能の連絡を受け取る
このあとしばらくすると使用可能になったというメールが届きます。
「Take it for a spin」をクリックしてGoogle Bardの画面を開きます。

プライバシーポリシーを確認し、よければ「More」をクリックします。

「Got it」をクリックすると使用可能となります。
なお、ここで書かれている内容は、
Bardはまだ実験段階であること。
いつも正しい回答をするとは限らないこと。
不適切な回答があった場合は、(Badボタン等で)通知してほしい。
ということが書かれています。

使ってみる
ChatGPTとは違い、Google Bardは日本語が使えません。(ヘルプには使えるような文言が見受けられるが…)
諦めて英語で質問しました。

ChatGPTとの違いを聞いたところ次のような回答でした。
回答の適当な翻訳。
私は大規模な言語モデルであり、情報量が多く包括的であるように訓練された会話型AIやチャットボットとも呼ばれます。私は膨大な量のテキストデータで訓練され、さまざまなプロンプトや質問に対してコミュニケーションをとり、人間のようなテキストを生成することができる。例えば、事実に基づいたトピックの要約を提供したり、ストーリーを作成したりすることができます。
ChatGPTも同様の大規模言語モデルですが、異なるデータセットで学習され、異なる機能を備えています。ChatGPTは指示に従い、詳細な回答を提供することに長けていますが、私は創造的なテキスト形式を生成することに長けています。
Google Bard
特徴 | Google Bard | ChatGPT |
---|---|---|
訓練データ | テキストとコードの膨大なデータセット | テキストとコードのデータセット |
機能 | テキストを生成し、言語を翻訳し、さまざまな種類のクリエイティブなコンテンツを作成し、有益な方法で質問に答えることができます | 指示に従い、詳細な応答を提供できる |
強み | クリエイティブなテキスト形式の生成が得意 | 指示に従い、詳細な回答を提供するのが得意 |
弱み | 不正確または誤解を招く可能性があります | 反復的または独創的でない場合がある |
Google Bardが認識するChatGPTとの違いは、Google Bardは検索キーワードなども学習していて、結果への反映が早い。
Google Bardは、自然言語による質問に対応し、創造的な回答ができるそうですが、日本語が使えないので評価できず。
Google Bardのみの機能
画面右上にある「View other drafts」というトグルをクリックすると、同一の質問で他の回答も見ることができます。
これはトークン量の発生するChatGPTには無い機能。

音声入力に対応。おそらく英語のみ。

回答に対する人間の評価を返すことができます。

まとめ
Google Bardは現時点ではChatGPTのように日本語で使うことができない。(今後に期待)
バックグラウンドでGoogleが大量に抱えている情報を元に学習をしているので、今後盛大に化ける可能性がある。
フィードバック機能や、回答が複数得られるのはGoogle Bardだけの機能で地味だが便利。