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Amazon版Copilot? VisualStudioCodeでAmazon CodeWhisperer を導入する

2023年4月13日(現地時間)にAmazon版のGitHub Copilotとも言える「Amazon CodeWhisperer」が発表されました。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/machine-learning/announcing-new-tools-for-building-with-generative-ai-on-aws/

Amazon CodeWhispererは、個人であれば無料で使え、メールアドレスだけで利用が可能です。
詳細はこちら。

https://aws.amazon.com/jp/codewhisperer/pricing/

今回はVisual Studio Codeに導入する流れを記載します。

なお、GitHub Copilotに関しては別記事に書いています。

Technology
GitHub Copilotの活用方法 - Unityプログラミングでの具体的な使用例

OpenAIの開発するプログラミング支援ツールであるGitHub CopilotをUnityでの開発に使ってみます。今回はVisual Studio Codeの拡張機能で導入しますが、Visual S ...

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Visual Studio Codeの設定

Visual Studio Codeには拡張機能をインストールします。
リンク先からインストールするか、Visual Studio Codeの拡張機能からAWS Toolkitを探してインストールします。

https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=AmazonWebServices.aws-toolkit-vscode

AWS Toolkit

インストールが完了すると、Visual Studio Code左側にあるプライマリサイドバーに「AWS」というのが追加されます。
AWSを選択し、DEVELOPER TOOLSの中にある「CodeWhisperer」を展開し、「Start」を押します。

Startを押す

次にVisual Studio Codeの上に表示された選択肢から一番上にある「Use a personal email to sign up and sign in with AWS Builder ID」を選びます。

選択肢

「Copy Code for AWS Builder ID」のダウアログが表示されたら「Copy Code and Proceed」を押します。

Copy Code for AWS Builder IDダイアログ(一部ぼかし)

リンクを開くダイアログが表示されたら「開く」でURLを開きます。

リンクを開くダイアログ

ブラウザでの操作

ブラウザが開いたら先ほどコピーしたCodeを貼り付け、「Next」ボタンを押します。
コードの値が分からなくなった場合は、Visual Studio Codeの右下に表示されていると思います(画像なし)。

コード入力画面

次の画面では個人のメールアドレスを入力し、「次へ」ボタンを押します。

AWSビルダーIDの作成画面

Create your AWS Builder ID画面では、Your nameの欄に名前(他者から見ることが可能)を入力し、「Next」ボタンを押します。

Create your AWS Builder ID画面

登録したメールアドレスにVerification codeが送られてくるので、次の画面に入力し、「Verify」ボタンを押します。

Email verification画面(一部ぼかし)

メールアドレスの認証が終わるとパスワードを設定する画面になります。
「パスワード」と「パスワードを確認」に同じパスワードを入力し、その下には画像で表示されている文字を入力します。
最後に「AWSビルダーIDの作成」ボタンを押すとアカウントが作成されます。

パスワードを選択画面

確認ダイアログでAWS Toolkit for VSCodeがあなたのデータ(ソース)にアクセスすることを許可するか表示されます。
内容に問題ないようであれば、「Allow」ボタンを押します。

データアクセス確認画面

次の画面が表示されたらブラウザでの操作は終了です。

完了画面

再びVisual Studio Codeの設定

Visual Studio Code左側にあるプライマリサイドバーにあるAWSを選択し、DEVELOPER TOOLSの中にある「CodeWhisperer」を展開し、再生ボタンを押します。
画面のように「Pause Auto-Suggestions」となっていれば使える状態です。

使える状態

使ってみる

ソース上で、コメントやコードを入力するとコメントの続きやコードの提案が表示されます。
(GitHub CopilotはOFFにしています)
コードの提案が表示されるので良ければタブキーで確定。左右キーを押すことでコードの選択肢が選べるようです。
1行目のコメントのみ手入力し、その後は提案するコードを選ぶことでコードが完成した。

ちなみに同じコメントで、GitHub Copilotに書かせたコードが下記。
GitHub Copilotの方が日本語は上手そう…。

GitHub Copilotでのコード

まとめ

Amazon CodeWhispererもGitHub Copilotと同じように使うことができました。
コードの質の優劣はあまり感じませんが、一部の情報ではAWSに関するコードはAmazon CodeWhispererの方が得意そうとの声もあります。
操作感では、コードの提案のタイミング(Amazon CodeWhispererは改行を押さないと提案がなく、無駄に改行が多くなった)、提案されたコードの選択の可否(Amazon CodeWhispererでは左右キーで選択ができた)などで両者に違いがあるようです。

いずれにしても、最終的にコードを決めるのは我々人間で、あくまでツールがサポートしてくれる、という点は変わらないようです。
うまく使っていきましょう。

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